03.16 第7回アテナ杯争奪 バーチャファイター3チームバトル3on3

DATE 1997.03.16
PLACE 市川アテナ GAME'S SQUARE
Version Virtua Fighter 3 (Ver.D)
ENTRY 92 TEAM
WINNER ザ・ジゴロ
小岩サラ/スタイリー/柏ジェフリー
MVP 小岩サラ
BEST BOUT 柏ジェフリー VS 新世界ラウ
最終ラウンド、柏JE開幕バックスローからの3秒フィニッシュ!

バーチャファイター3となってから2度目の大会となった第7回アテナ杯。爆発的に増え続けるプレイヤー人口に対応し、オープン間もない市川アテナにて2階を全て貸し切って開催された。それでも募集チーム数60チームに対して、更に32チームもの当日エントリーがあり広い市川アテナですら、狭く感じられるほど。
初めての東京以外(千葉県)での開催とあって、アテナ杯常連面子の他に、千葉勢や筑波、新潟などの参加があり、又大阪から5チームもの参加があり、VF3に対する気合いが感じられた。
強豪(シード)チームはほぼ順当に勝ち上がった。そして1発勝負の決勝トーナメント、決勝まで駒を進めたのは柏ジェフリー率いる「ザ・ジゴロ」と、ちび太率いる「並木ファミリー」に。奇しくも前大会でチームメイトの2人であった。
プレイヤー達が新しいゲームシステムに苦戦しているのを横目に、この2人だけは「リング際の攻防」に目を付けいち早く研究。相手を落とすための方法論を独自に編み出しその実力を大いに発揮した。その圧倒的な強さからチーム戦と言うよりは、柏 VS ちび太 のタイマン勝負の様相を呈していた。

事実、決勝戦では大将戦までもつれ込み、そのゴールデンカードが実現!当時はお互い切磋琢磨し、手の内は知り尽くしている間柄であった。そして地下鉄ステージでのこの2人の壮絶な落とし合いが展開され、結果柏ジェフリーが勝利しこれで3度目の優勝!
「ビッグタイトルに強い柏」を改めてアピールした。


06.22 第8回アテナ杯争奪 VF3チームバトル5on5地区(店舗)対抗戦

DATE 1997.06.22
PLACE 市川アテナ GAME'S SQUARE
Version Virtua Fighter 3 (Ver.D)
ENTRY 60 TEAM
WINNER 青梅真理教
ビーサンアキラ/セガール/邪影丸/ドラゴンじじい/マスク・ド・ヒジテツ
MVP マスク・ド・ヒジテツ
BEST BOUT マスク・ド・ヒジテツ VS ビンボーラウ
決勝・大将戦でのビンボー「ネックブリーカー」抜けは語り草に!

第5回会以来、2度目の地区対抗戦(5on5)で開催された第8回アテナ杯。VF3も円熟期と言うこともあって、サブタイトル通り、最後のVF3大会と言うべき大会であった。
都内有名地区はそれぞれ各エリアのオールスターメンバーで固め、更に地方勢では前回から更に、東北勢(秋田、山形)が参加。そして、「SEGA主催・森永エンゼルカップ覇者」の看板をひっさげ矢永サラが地元・北九州勢を引き連れアテナ杯初登場となった。

今大会では、戦術がかなり完成された時期という事もあり、至る所で名試合が続出!その中でも、特筆すべきはVF2時代、頂点まで上り詰めた「明大前代表」チームの活躍であろう。
今回、明大前は地元でメンバーが4人しか集まらなかったが、あえて外部の血を拒絶!チーム総合力が問われる5on5において助っ人を入れることなく、4名で出場。 案の定、予選から大将が出るというギリギリの展開であったが、各個人のスキルの高さをを余すことなく披露し、相手チームを次々と撃破していった。特に準々決勝、北九州との対決はVF3のアテナ杯の中でも屈指の名勝負ではないだろうか。

後の無い明大前大将・ビンボーラウに対し、北九州は両ジャッキー使い(イギリスJ、矢永サラ)を残し、イギリスジャッキー VS ビンボーラウの試合ではイギリスがあっという間に2本先取、3本目もビンボーラウの体力を半分以上減らしてからのビンボーラウの逆転劇。そしてこの試合を見事制し、明大前は決勝まで進出する。
決勝まで勝ち上がったもう1チームは「青梅真理教」青梅チームは、アテナ杯ではいつもいいところまで勝ち上がるのだが、後一歩勝ちきれない状況が続いていた。

今回はビーサンアキラ、セガール、邪影丸の3名に加え、更にドラゴンじじい、そしてマスク・ド・ヒジテツが新たに加わった。 そしてそのマスク・ド・ヒジテツが今回大活躍!準々決勝では新宿チームを4人抜き(柏ジェフリー撃破)するなどの活躍で、一躍メジャー入りを果たした。

決勝戦は、明大前代表 VS 青梅真理教。VF業界の盟主・明大前と、第6回大会当たりからメキメキ力を付けてきた青梅、この2チームの対決となった。
そして、予想通りの好試合連発!お互い譲らず一進一退の攻防が展開される。しかし明大前はメンバーが1人少なく、先に大将・ビンボーラウが出てきた。対するはマスク・ド・ヒジテツ。この試合で今では語りぐさとなっているビンボーラウまどろみゾーンでの投げ抜けが飛び出して、会場を大いに盛り上げたがあと一歩

届かず、終始攻勢だったマスク・ド・ヒジテツがこの試合をモノにし、青梅真理教が遂に遂に念願の優勝を成し遂げた。


11.02-03 第9回アテナ杯争奪 VF3チームバトル BARRIER FREE 5on5

DATE 1997.11.02-1997.11.03 (2 days)
PLACE ゲームスポットアテナ町田店
Version Virtua Fighter 3 (Ver.D)
ENTRY 84 TEAM
WINNER 優勝は当たり前田ーズ
アストロジャッキー/前田アキラ/小岩サラ/タワーアキラ/柏ジェフリー
MVP 柏ジェフリー
BEST BOUT 柏ジェフリー VS 影くん
柏ジェフリーがまたしても、大会しか見せない「裏技」披露!

前回でVF3の大会は終了と思われていたが、プレイヤー達の強い希望により、VF3tbがすでにリリースされていたにもかかわらず、しかも「BARRIER FREE」同キャラ同地区何でもアリのオープンなルールで開催された。場所も第6回大会以来、ゲームスポットアテナ町田店となったが、キャパシティの関係上、2日に分けて行われた。

当然ながら、エントリーチームにはロコツなチームが揃い踏み、「カゲ5人」「アキラ5人」「ウルフ5人」「サラ5人」等、企画モノが続々登場。キャラバランス的には疑問だが、各キャラのエキスパート5名が集まっただけあり、事実カゲ以外の同キャラチームは全て決勝トーナメントまで進出する結果に。特にアキラ5人チームは、ビーサンアキラとゆうきくんの関東勢、通天閣アキラ・JANの関西組、そして九州の誇るアキラ使い・PKアキラという豪華メンバー。
又、普通に同地区で組んできたチームの中では、都内では調布や八王子、秋葉原や、地方では山形、宇都宮、千葉(印旛連合)などが決勝トーナメントまで勝ち上がってきた。そして、柏ジェフリーが第6回大会優勝「優勝は当たり前田ーズ」と同じチーム名で出場。メンバーも豪華プレイヤー陣で、自身4回目の優勝を目論んでいた。

決勝トーナメントでは、新興勢力の活躍が目立った。秋葉原チームが初のベスト8進出を決めたり、調布や印旛連合の活躍、そして、何と言っても宇都宮チームの活躍が目立った。オヤマスターの活躍や、ガキのサラチーム5タテ等、予想外の活躍でベスト4進出。準決勝も大将・柏ジェフリーを引きずり出し、後一歩まで追い込むなど、大いに大会を盛り上げた。 決勝戦はアキラ5人「全日本アキラ連合会」と、「優勝は当たり前田ーズ」に。そして、一番おいしい所を持っていったのはやっぱり柏ジェフリー!副将ゆうきくん、大将ビーサンアキラを葬り去り、チーム名よろしく有言実行を果たし、自身4回目の優勝を見事に飾った。


12.23 第10回A杯争奪 VF3tbチームバトル5on5

DATE 1997.12.23
PLACE CLUB GIO ICHIKAWA
Version Virtua Fighter 3tb
ENTRY 78 TEAM
WINNER ススキノチーム
ススキノラウ/サラマンウルオ/小嵐モン一郎/小嵐モン二郎/蒼い閃光のヒデ
MVP 小嵐モン二郎
BEST BOUT ちび太 VS 小岩サラ
ラスト0秒(?)の逆転劇!

「Virtua Fighter 3tb」が遂に発売。それに伴いアテナ杯も第10回大会よりtbにて開催され、場所も千葉県市川市のクラブ「CLUB GIO ICHIKAWA」と、使用機種も開催場所も全く新しい、ある意味新鮮な大会であった。
又、この回から地区対抗戦が復活、全国を7つのエリアに分け開催。各地区の総合力、団結力が問われる大会となった。

今大会あたりから特に地方勢の実力が徐々に拮抗してきた時期でもあった。特に大阪・通天閣アキラとJAN兄のWアキラ率いる関西オールスターチーム「大阪・梅田最強連合」や九州等、地方勢が一致団結してアテナ杯に乗り込み、悲願の「東京勢以外のアテナ杯制覇」に燃えていた。今回は九州(2チーム出場)の中でも「北九州無敵じゃなかった連合 ディレイ」チームがベスト4まで勝ち上がってきた。矢永ジャッキー以外にも、ニャン兄・ニャン弟のニャン兄弟や、イギリスジャッキー等、九州勢の層の厚さを改めて印象づけた。

又、都内勢では前回優勝・柏ジェフリーがタワーアキラ、キャサ夫と手を組んだ「バッティングセンターズ」や、ちび太率いる「1st. ドライバーズ」、セガール、マスク・ド・ヒジテツ等、A杯優勝メンバーが名を連ねる「イメージは妖精」あたりが、優勝候補に挙げられた。しかし、tbになった事やニュージェネレーションの台頭、先にも挙げた地方との実力拮抗化により、割と混戦模様を呈していた大会であった。

そして決勝トーナメント、運命のいたずらか決勝トーナメント1回戦で東京勢の優勝候補本命・「1st. ドライバーズ」と、「バッティングセンターズ」が当たってしまう。そして予想通り、一進一退の息詰まる熱戦が繰り広げられた。
まずはちび太率いる「1st. ドライバーズ」が先行する。当時売り出し中だった舜帝使い・SHUがその持ち前の「毒」を撒き散らし柏ジェフリー、タワーアキラを撃破!大将・小岩サラを引きずり出す。
勝負あったかと思わせたが、小岩サラがここから驚異的な粘りを見せ、こちらも大将・ちび太を引きずり出し大将戦へ!そして土俵ステージでのガチンコ勝負が展開。お互い持ち味を出し2-2のWマッチポイントとなり、ギャラリー達が声を失うほどの息が詰まりそうな試合が展開!そして小岩サラが体力リードで残りタイム数秒、勝負有ったと思わせたその瞬間、事件が起きた。タイムアップ寸前、この投げでしかタイム的にも、体力的にも逆転できないであろうと思われる投げ(採取砲靠・→→P+G)を、ちび太がキッチリ決め、見事逆転勝利!決勝トーナメント1発目にして1番盛り上がった試合となった。

決勝戦は、その「1st. ドライバーズ」と、「ススキノチーム」に。ススキノチームは北海道のラウ使い・ススキノラウに調布チームが合体したチーム構成。正直、決勝まで残ってきたのが意外だったのでは無いだろうか?ススキノラウの実力はもとより、ダークホース・蒼い閃光のヒデの活躍や、モン一、モン二兄弟のここ一番の集中力が光っていた。 決勝戦は「1st. ドライバーズ」有利か!?と思われたが、意外や意外、あっさりと蒼い閃光のヒデが試合を決め、優勝を飾った。メンバー全員が嬉しい初優勝となった。