08.23 第11回A杯 1998SUMMER VF3tb チームバトル5on5

DATE 1998.08.23
PLACE バンプレスト本社ビル6F PIAZAホール
Version Virtua Fighter 3tb
ENTRY 93 TEAM
WINNER 印旛連合
四街道ラサ/サム/人J/ホルスタインW/ダンナ
MVP サム
BEST BOUT サム VS 花ラウ
常人離れしたサムの集中力!

過去最高、約8ヶ月もの間を置いて開催された第11回アテナ杯。今回の大会は何と言っても、千葉県松戸市のPIAZAホール6Fを貸し切って開催された事ではないだろうか?松戸駅前に構える超巨大スクリーンに大会の模様が映し出された。過去に長野オリンピックやワールドカップ等のイベント時にもその巨大スクリーンにて映し出され、警察が動員される程の人だかりが記録された。そのいわく付きのスクリーンにたかが1ゲーム大会の映像が映し出されたのである。

大会の方は、さすがに開催期間が空き、tbも円熟期に達していた為かエントリーが殺到!沖縄を除く殆ど全ての地区から出場があった。その中でも前回同様、九州、大阪勢が大挙して出場した。特に北九州勢はガチガチに固め(Wジャッキー&Wカゲ)、大阪勢も1軍で固め、初優勝に意欲を燃やしていた。
関東圏ではタワーアキラ率いる「新宿アバンチュール」や、渋J・オヤマスター・マスク・ド・ヒジテツの有名JA使い3名所属の「ドラフト三位」、カゲオ、チンパン率いる「大慶園代表 モアイ軍」あたりが優勝候補に挙げられた。
メジャー所はほぼ全て決勝トーナメントに勝ち上がってきたが、決勝トーナメントでは番狂わせが連発!北九州1軍「北九州イギリス病院(幹部)」は大阪「関西では未だ負けなしの黒人チャンピオン」チームに敗れ、その大阪勢も今度は博多「カレクック・リベンジ・オブ・男爵」に敗れるという展開。 都内勢もモアイ軍が1回戦で早々に姿を消し、新宿アバンチュールまでもがベスト8で敗退してしまう。

都内勢優勝候補敗退の原動力は、何と言っても「印旛連合」の大活躍に他ならない。第9回大会あたりから微妙にメンバーの変更は有ったものの、徐々に力を付けてきた千葉系のチームである。
準々決勝、対「新宿アバンチュール」戦は一進一退の攻防に。中堅・ダンナが4人抜き達成で大将・タワーアキラを引きずり出すも、タワーアキラのその鋭い読みで抜き返し大将戦へ。ここでサムがタワーアキラを見事下してベスト4進出。そして準決勝「ドラフト三位」戦へ。
この対決で信じがたい出来事が起こる・・・。
ドラフト三位は、先鋒で司令塔、渋谷ジャッキーが出場。そしてアバンチュールを倒し勢いに乗る印旛連合相手にドトウの活躍!勢いづくと止まらない渋Jを改めて感じさせる活躍振りでナントあっという間に大将をひきずり出す。先鋒VS大将、しかも相手は全く穴の無いメンバーと、ハッキリ言って絶望的な状況、誰もが「終わった」と思っていた。 しかし、ここからA杯最大の逆転劇が始まる。何度マッチポイントを掛けられても、全く動じず恐るべき集中力でそれをことごとく潰してゆくサム。そして4人抜き返しての大将戦の頃には、チーム内のムードは完全に逆転していた。そして見事、大将マスク・ド・ヒジテツを倒し、決勝進出を果たすのである。

決勝戦はその「印旛連合」と、「カレクック・リベンジ・オブ・男爵」に。「カレクック~」は、北九州の二軍的な存在なのであろうが、その実力はハッキリ言って一軍と遜色なく、各メンバーが総合的にレベルが高かった。PKアキラの実力は勿論の事、他にもDALっちや花ラウ等が安定した活躍を見せていた。準決勝では大阪「関西では未だ負け無し~」チームを破り、決勝進出。
そして、フィナーレを飾るにふさわしい熱戦が繰り広げられた。北九州・DALっちがトバせば、印旛・ダンナが巻き返し一進一退の攻防。そして先に北九州・PKアキラがダンナの連勝を止めサムを引きずり出す。ここでもサムが信じがたい程の粘りを見せ、W.P.(ウイニングポイント)をはねのけPKを下し、大将戦。サム VS 花ラウとなった。 そして最終試合においても両者マッチポイントの胃が痛くなるような試合が展開!しかし「バーチャの神」が宿ったサムにはもはや敵は居なかった?このラウンドもサムが制し、見事印旛連合が優勝を果たし、初の東京勢以外の優勝を成し遂げた。